佐々井秀嶺師の天啓

6月21日、高知県の土佐町に佐々井秀嶺師がお越し下さり、講演会が開かれました。

県外の方には土佐町と聞くと高知の中心にありそうな気がしますが、実は土佐町は高知の山間北部にある自然豊かな良き田舎です。

この町で地域おこし協力隊をされている石川さんと秀嶺師の親交により実現した貴重な講演会ということで、大変有難く拝聴してきました。

『現代日本人が見失ったもの』という演題で、1時間の御法話に30分間の質疑応答が設けられ、運営の方々の親切な配慮が窺えるアットホームな講演会でした。

事前に私が予想していた内容としては、自らの生涯を懸けて全身全霊で取り組まれているインド仏教再興と差別の撤廃が話題の中心になるかと思いきや、時間の殆どをご自身の生い立ちについて真摯に語って下さいました。

また地元土佐町の方々、特に食事や宿でお世話になった方々への感謝の念を何度も述べておられました。

後半の質疑応答の時間、私も心臓をバクバクさせながら上ずった声で質問をさせていただきました。

演題の『現代日本人が見失ったもの』について、今一度佐々井師に問うてみたいとの考えからでしたが、今になっては私が野暮であったと甚だ痛感しています。

それは、秀嶺師ご自身が現代日本人が見失ったものを正に体現されていらっしゃるからです。

私の質問に対して、秀嶺師は全く淀みのない闊達としたお声で、
「それは日本人の心です。」
と仰いました。

龍樹菩薩の使命が自らの使命であり、また自らの天啓でもあるという透徹した信念の下に、虐げらる民衆と心共に在られ、現在でもその実践に魂を捧げる秀嶺師の気迫は理屈を超えた真の体現者のそれでした。

南無


taichi
「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

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