『住職と大瀧山に登る日』の報告

素晴らしい晴天に恵まれた10月30日、総勢10名で大瀧山を散策してきました。

今回は檀家さんの中から植物ガイドとして川瀬卿宥さんをお招きし、山中の目立った植物について道々でレクチャーをしていただきました。

以下その一部を紹介します。

20161030_002220084_ios
ルリミノキ 瑠璃のような青い美しい実から名が付けられました。 日本では特に利用はされていないようです。
20161030_003014592_ios
ムベの実 中身を食べるとアケビに似た味がするそうです。つる性の植物です。樹自体を見つけることはできませんでした。
20161030_003504024_ios
カラスザンショウの大木 樹自体にも良い香りがありスリコギ棒として利用されるそうです。
20161030_003458248_ios
その根元 鱗のような凹凸がついています
20161030_011243979_ios
オンツツジに囲まれた鉄塔付近。 電線の下に見えるのはホルトノキの大木です。

 

20161030_012005252_ios
多分、ナナカマドの木。
20161030_013732788_ios
キッコウハグマ 葉っぱが亀甲に似ています。9~10月に白い小さな花が咲くらしいですが、これは咲終わった後でしょうか。

 

20161030_013149715_ios
カワラタケ 煮だして飲むと制癌作用があるらしいです。

他にも、川瀬さんが持参されたマンネンタケやコフキサルノコシカケさらには木蓮の実など、大瀧山周辺で採取した植物も紹介してくれました。

20161030_033240004_ios

20161030_033401887_ios

20161030_033658813_ios

最後に紹介してくれたツリフネ草の実は川瀬さん曰く、何かがぶつかって実が割れて種子が拡がり増えていくそうです。
つまり、周囲の環境にとりわけ依存した植物のようです。

そこからお話は発展して、川瀬さんは次のように仰いました。
「ワシは自然という言葉を、どうも漢字を使って自然(シゼン)とは畏れ多くてよう言いません。」

つまり『自ら然る』という人間がコントロールすべきでない、むしろ人間も自然の一部であるという謙虚さをより意識する為に、川瀬さんは仏教思想に根差した『じねん』という言い方を自らに課しているようです。

川瀬さんは以前まで、立派な白髭(beard)を蓄えておられたので、その風貌から日高村の仙人(a.k.a)としても地元の人々に慕われています。
この日も、その穏やかな話しぶりの中にはとても共感できる深い精神性を読み取ったのですが、今この場で文章化できるほど私には力がありません。

月並みな言い方ですが、まさに、癒されるような優しく、楽しい植物談義となりました。

「自然に対しての接し方は、知識よりもワンダーですよ。」、と笑顔で仰る川瀬さんの説得力に、私は自然と笑顔で頷いていました。

 

さて、お昼をまわり私の法話と止観の実践になりました。
「せっかく里山の自然の中にきたのに、何やら小難しい仏教学なんて果たして・・・」、という今さらの不安に私は襲われ、案の定滑りまくりの法話となりました。(笑)

当日の資料をここにも掲載しますので、止観の中身に興味がある方は是非参考にされてください。

ただ、坐るだけの止観から一歩踏み込んだ中身を、自然観察の一例を挙げて説明しています。

止観の実践

以下は当日の様子です。
この日のコースは少々、健脚の方向けのだったかもです・・・。

 


taichi
「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です