本日は5月28日、午前9時と午後3時に修している護摩の空き時間にこれを書いています。
さて、4月8日からスタートしている護国寺の仏教勉強会ですが、2回目に当たる前回は8名程の方がお見えになり、先ずは序章としてお釈迦様がお生まれなった頃のインドを次の4つの視点から概観していきました。
①成り立ち
②気候と風土
③言語(仏教上の)
④宗教
そして続く第1章では『ガウタマ・シッダールタの誕生、そしてブッダへ』と題して、誕生→青年時代→出家→苦行→中道を悟る、というところまで進みました。
次回は、ヨーガによる瞑想を経て悟りを開かれたお釈迦様がいよいよ他者に教えを説き、事実上『仏教』と言うものが始まったその最初の機縁となった『初転法輪』、そこからお釈迦様の80年に亘る生涯を追っていきたいと思います。
ところで、「仏教の開祖は誰か?」と問われればそれはもちろんお釈迦様なわけですが、敢えて厳密に言うならば、それは後世になってお釈迦様が開祖として据え置かれたというのが当たり前な話でして、つまりお釈迦様はなにも自ら仏教というものを意識してしかも一宗教として始めたわけではないのです。
このあたりの視点も多分に意識してもらいながらの少し捻った勉強会になっていますので、興味のある方は是非お気軽にお越しください。
参加費等一切不要です。 (^^)/
(次回は6月23日(日)午後2時から)
宜しくおねがいします。
※ 追伸として以前に紹介しました『仏教の宇宙図』の絵解きを掲載しておきます。