すぐそばの自然に気づかずにいるだけ

村の駅ひだかが窓口となった新たな体験型観光メニューとして、密かに大滝山の認知が高まってきています!

先日18日に開催しましたモニターツアーの様子を紹介します。(^^)/

今回は『修験道と里山ウォーキング』というコンセプトで、現役の修験者でもある私が本物の山伏装束でメインガイドを努めさせていただきました。
高野さんから国際交流員の方々に、そもそも日高村ってどんな所?という趣旨で導入の説明をして下さっています。
登山口からは私の担当です(^^)/
例年4月半ばには、たくさんの小さな白い鈴のような花が満開となるドウダンツツジに挟まれた階段。
川瀬さんが語る画像左上の土岐山に残された戦国時代の伝説に一同耳を傾けます。
シークレットガーデンを抜けると、いよいよ山道が始まります。
暫くは植林された木立の中を進みます。
木立の足元には、素通りして見落としがちな小さな植物たちが・・・
見慣れないものに出くわすと、すぐに質問を投げかけてくれてこちらも遣り甲斐があります。(^^)/
竹の侵攻に押されているよろしくない里山のリアルな側面をお伝えしています。
北欧に行ったことは一度もないのですが、この箇所だけはなぜか北欧っぽいと勝手に思っています。(笑)
巨石の傍で自然のベンチでほっこり。
それぞれの感性で山の風景は切り取られます。
山頂の少し下の広場に残された護摩壇。地元の檀家様の話によると60年程前までは実際に採燈護摩が焚かれていたそうです。
山内一のビューポイントから眼下の岩目地という地域を見下ろして・・・。
『大滝』はかつて『大嶽』であり、岩目地とはつまり大嶽(巨岩の断崖)を目にする土地という意味から名付けられたそうです。
ここ(頂上)から三角点(測量学的な頂上)を経由すると約1時間弱で猿田洞まで行けます。
雪化粧した瓶ヶ森や石鎚山が彼方に望めます。
村の駅ひだかだけで売っているチョコレートけんぴで暫しのブレイクタイム。大滝山で食べると美味さは倍増します(^^♪
この辺りにはタカノツメと呼ばれるウコギ科の落葉樹が自生していて、秋にここを通ると綿菓子のような甘い香りがします。
山姥の洞窟の近く。ちょっと亜熱帯っぽいです。
山姥と息子の金太郎が暮らしていたとされる岩屋。何故かここには叩くと火花が飛ぶ石が多く落ちています。やはり生活の場だったからでしょうか?
ベニヤマタケでしょうか?
ミクロな視点を愉しむのも里山の醍醐味です。(^^)/
お洒落に活用できそうですね(笑)
アスレチック的に遊べるポイントも多々あります。
大滝山ではちびっ子還りも当たり前(^^♪
道が荒れているかしょもあり、まだまだ課題は山積みです。
詳細な場所は明かせませんが、山中にはバイカオウレンの群生地もあります。
今年は開花が早いですね。
下山ルートは護国寺へ。お土産に日高村産の楮と仁淀川の清流で漉かれたオリジナルの御札をお渡ししました。大好評を頂いていますが販売はしておりません。
スタート地点のメダカさん家に戻って、村内や山内で採れた野草の天ぷらでおもてなし。(^^)/
のんびりとですが、トータル4km程歩いたので皆さんお腹はペコペコです。
画像には写っていませんが、この日限定で復活させた日高村名物トマトおでんも大人気でした(^^♪
村内での法事では、いつもお世話になっている矢野鮮魚店さんのミニ弁当がメインでした。

というわけで、高知県の観光事業に於いて喫緊の課題であるインバウンドも大いに視野に入れ、世界各国から県内に在住されている国際交流員の方々もお招きし、身近な里山でありながら修験の霊山でもある大滝山を五感を通して体験していただきました。

秘境でもなく利便性のある場所でもない、また人の手が十分に入っているわけでもない・・・、そんな全国的にもありふれた課題だらけの里山のひとつ『日高村の大滝山』に、今すこしずつ光が当たってきています。

解散前の参加者皆さんからの感想やアンケート結果を踏まえての反省会を近々予定していますので、また追って報告して参ります!

P.S. 今年の大滝山での『JR駅からウォーク』は4月28日(日)です! もうすぐ詳細が出来上がりますので、そちらもお楽しみに~(^^♪


taichi
「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です