第13号の寺報の入稿が終わりました。
今回の『回りて向かう』は前号の続きでお香についての話を掘り下げています。
私の知識だけではボリュームが出ませんので、今年の7月に高知県仏教青年会が開いた『子どもの集い』に於いて匂い袋のワークショップの講師を務めて下さった『てふてふ』の清水悦子さんにお話を伺ってきました。
また、お馴染みのコーナー『檀家さんに聞く』をお休みして、代わりに『葬儀屋さんに聞く』という単発のコーナーに差し替えました。
いろんな葬儀屋さんとのご縁がある中で正直迷いましたが、地元に近く同世代で何といっても自営の看板を背負っているという点で前々からシンパシーを感じていた枝川葬祭さんを取り上げさせてもらい、葬儀屋さんの等身大の思いを僅かながら紹介することができました。
そして、敢えて抽象度をかなり高めに設定しているコーナー『お経のことば』では六波羅蜜の2番目と3番目に当る持戒波羅蜜と忍辱波羅蜜の解説をしています。
次回の行事のお知らせでは、来年3月21日(木)に第4回目となる献茶彼岸会&奉納演奏と明記しました。
気になる奉納演奏ですが、以前にもソロで演奏していただいたダヤカールさん(村屋央さん)と佐川町にある日本で唯一のマーダルワークショップを運営されている北添紫光さんのお二人による、シタール&タブラのインド古典音楽のセッションをご依頼しています。
護国寺での演奏の前に、来年早々1月5日に香美市土佐山田町入野のレストラン銀嶺にて、午後13時~より開かれるそうです。
・・・という訳で、振り返ると一念発起して寺報を出し始めてから早や3年半が経ちました。
実は『寺報』という言葉を知る前に、「寺の活動や仏教をより啓蒙していく為に小さな広報誌を季節に一回ごとのペースで出していければ面白いなぁ・・・」なんて、漠然と思いついたのはもう10年程前のことなのですが、いざ動き始めるのに6年もかかってしまい、動き出してから4年程経ってようやく落ち着いてきたという感じです。
直接耳にする檀家様からの反応も、寺報を出し始めた頃よりもだいぶ定着してきたようで、『お経のはなし』などは正直敬遠されている感もありますが、そこは敢えて抽象度を上げまくって私の本気の霊性をどストレートに入魂して書いているつもりですので、とりあえずこれはこれで第20号までは現状のレイアウトとコンセプトで継続したいと考えています。
そう言えば、このブログに関しても密かにチェックして下さっている方が増えているようで、法事の折などに不意に励みになるお言葉を頂くことが多くなってきました。
この先は動画のコンテンツも増やしていき、(だいぶ前から言っていて未だに形になってませんが・・・💦)、またYOUTUBEでようやく再生回数2000回を超えた『お節介訳般若心経』は書籍化も密かに目論んでいます。
そして大滝山の里山再生計画も体験型観光という視野からかなり光が当たってきています。
そんなこんなで、この年末も文字通り師走になりそうです。(笑)