先日の中学校の卒業式には、やむをえず出席叶いませんでしたが、今回の小学校卒業式には出席させていただき、16名の卒業生の晴れ舞台を見守らせてもらいました。
C・G・Cのピアノのコードが起立・礼・着席を促した時、私の普段の日常の合掌・チーン・礼拝の所作がその対極として思い起こされ、懐かしさと共にまた初めて味わうかのような不思議な新鮮さを改めて感じたのでした。
約20年ぶりに校歌の詩が自らの口で言葉となり、また体育館全体で共鳴するかのような校歌斉唱の風景に、自らの追憶の断片を重ね合わせ、1番2番3番と私の声量は高まっていきました。
きっと卒業生からみた私の姿は、ただのありふれた大人の一人として写っていたでしょう。
でも私は自分の中に、卒業生たちが感じているであろう気恥ずかしさというか仲間内の可笑しさというか、何かこそばゆい気持ちを勝手に共感してしまうのでした・・・。
無限の可能性を生きる子供たちに、強い憧れと親近感を抱いてしまう大人になれない中年の私なのでした。