令和元年冨嶽両界峯入修行のご報告と御礼

お陰様をもちまして、大和修験會による第9回目の冨嶽両界峯入修行には総勢17名の参加者が会し、道中一切の事故や怪我無く今年も行満を果たさせていただきました。

鈴川海岸での水垢離から始まる行程の1日目には、富士山の御神体とも言えるかぐや姫を祀る日吉浅間神社にて本會の副会長内田善基刀匠による宝剣作法の儀が執り行われ、参加者一同自らの煩悩を絶して不動明王と一体となる覚悟を持って入峯の運びとなりました。

標高500mの大日堂での特別祈願を経て、一気に2000mの高度を登る2日目の早朝は大雨に見舞われましたが、いざ登頂の3日目は昨日とは打って変わった快晴に恵まれ、ひとりの脱落者も無く登拝を果たし、山頂から剣ヶ峰へ向かう途中ともすれば見落としてしまいそうな頭部を破壊された仏像群の前で、事前にお申し込みいただいた各有縁霊位への特別供養・特別祈願を御霊名は勿論のこと、施主の方のご氏名及び願意を全て一件一件読み上げながら厳修致しました。

令和元年という節目、また本會にとっては10回目を来年に控えた今回の修行では、静岡新聞や中外日報からの報道機関が同行取材に入り、宗教界はもとより世間一般に於きましても本會の知名度は益々高まってきております。

 

吉原商店街でのお加持の様子
日吉浅間神社にて宝剣作法の儀
快晴に恵まれた山頂の賽の河原にて、特別祈願・特別供養を厳修
3776m 日本の最高峰剣ヶ峰にて集合写真

 

我々は『大和』という言葉に平和をより深めた大きな豊かさを意識しています。

多様な人々の交流や利害が増々の混沌に向かっている現代に於いて、もはや一面的な平らな和では、安心や幸福は実現できない世の中になってきています。

主義主張、宗教、政治、文化、あらゆる違いを超えて尚そこに和が尊ばれる豊かな世界こそが大和なのです。その『世界大和』を大和の国(日本)の象徴とも言える富士山で修験の修行を通して懸命に祈念することが大和修験會の本分であります。

関係各位皆様からの御配慮とご声援に心から感謝申し上げると共に、各有縁霊位の更なる菩提並びに諸願の成就をここに改めて祈念致します。

(以下、大量になりますが時系列順に厳選した画像をアップしております。
来年の参加をご希望される方は是非参考にされて下さい!(^^)/)

-1日目-

水垢離の前の精神統一。富士山を背景に太平洋に向かって一心に合掌
けっこうな波の強さです
この日の為に富士塚に集まってくれた地元の皆さんにお加持をさせていただきます
富士山と富士塚が重なる二重富士の前で宮元会長からこの日最初の法話
皆さん自然と合掌をなされてお加持を受けて下さいます
松栄堂薬局の御主人は毎年温かいご声援をかけて下さいます
副会長の内田善基刀匠による宝剣作法の儀
道中安全を御祭神のかぐや姫に祈念いたします
大日堂にて特別祈願・特別供養
有難い事にここ数年、祈願・供養の申込者は急増しております
一枚一枚施主名と願意を読み上げさせていただきます

-2日目-

朝4時に大日堂を出立し、雨の村山古道を黙々と進みます
先の頃の台風や大雨の影響で道は荒れていました
やむを得ず増水した沢を渡る際は細心の注意を払います
脚だけでなく全身も使って勇ましく進みます

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険しい道でも法螺の音は絶やしません
富士山スカイラインが村山古道と出会う路肩にて小休止
冷たい強風に煽られながら森林限界を突破
新六合目の宝永山荘に着くころには日没し、綺麗な三日月が出ていました
我々の到着を心待ちにして下さっていた女将さんと妹さん。毎年お世話になっております
般若心経を唱えて夕食を頂き、明日の登拝の英気を養います

-3日目-

出立勤行の前に宝永山荘の御主人へのご回向をさせていただきました
山荘の皆さんも我々の安全を願って下さっています
令和元年、富士の峰でま見える御来光。南無一切三宝
それぞれが胸に抱く熱い想いを御来光に向かって一心に祈念します
眼下には目の覚めるような景色が拡がっています
9年目を向かえた大和修験會。発足当初より撮影等のプロモートも自分たちでコツコツと積み上げてきました
叱咤激励が飛び交う中、互いの士気を高めながら頂を目指します
足腰に溜まったこの日までの疲労が、餓鬼のように纏わりついて太ももがなかなか上がりません
登拝して早々、本宮浅間大社奥宮にて勤行
休む間もなく、不動明王を中心として頭部を破壊された仏像群の前で特別供養・特別祈願
ここでもお一人お一人の霊名と施主名・願意を心から奉読させていただきます
今年の峯入修行の験力を一魂集中し身口意に加持します
快晴と言えども気温5℃の寒冷の中、宮元会長の一挙手一投足を見守りながら声高に勤行は続けられます
やはり、このしろ池は凍っていました
シーズンオフと言えどもポツポツと登って来られる外国人登山者の方は我々に興味津々
遙か左手に八ヶ岳を見やりながら御鉢巡り

4時間以上吉田ルートを下った頃、何と思いもよらない事が!
今回全ルートの参加が叶わなかった江崎先達が、わざわざ横浜から応援に駆けつけて下さいました。それも御接待のお茶とお菓子をバッグに背負いここまで登ってきてくれたのです。
大和修験會は本当に多くの方々の発心に支えられて修行をさせていただいております。

この日のお世話になる星観荘のお不動様は宮元会長が開眼なされた経緯もあり、今年もひとかたならぬ御接待にあずかりました。
一同無事に登拝を果たせれたことを心から感謝しつつ不動明王に合掌します

-4日目-

いよいよ最終日となった4日目、富士山への登拝を果たしたとはいえ、両界峯入の最後には歩き通した者しか入ることが許されない大和修験會独自の新客行も控えており、全く気は緩めません
早朝早すぎて、まだシャッターが降りている小御嶽神社に参拝
小御嶽は地学的にも現在の富士山より前の火山にあたり、それを裏付けるかの如く御祭神はかぐや姫のお姉さんにあたる磐長姫命(イワナガヒメ)を祀っています
ここからは青木ヶ原樹海を一気に抜けて精進湖を目指します。
大和修験會の峯入りでここを歩くと、樹海の暗いイメージを一発で払拭できます
なだらかな下りですが、距離は長く、栄養補給は必須です
熊による被害も少なくない為、本来は単独での歩行は危険です
さぁ、樹海を抜けて精進湖はもう目の前です。道路を走る自動車の音も近くなってきました
最後まで隊列を崩さず、規律正しく歩き通します
向かう方向は富士山とは逆方向になりますが、渾身の力を込めて精進湖の水面を法螺の音が走ります
特に変哲もない小さな湖の淀みなのですが、我々の心は感無量で満たされているのです
着替えやら荷物のまとめやらでお世話になるニューあかいけの皆さんに最後のお加持をさせていただいて全ての行程は終了となります。
一同、総礼!!
ひとりひとり満行の証書が手渡されます
宮元会長から最後の挨拶、この修行で体験した様々な想いをそれぞれの胸に刻み込んでいます。
また来年!!!(^^)/

(是非一緒に修行しましょう!!(^^)/ 参加を希望される方や、詳しい情報は大和修験會のFaceBookページ、もしくは龍禅院のホームページからお問い合わせ下さい!)


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「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

1件のコメント

  1. どうもお疲れ様でした。台風の影響で大雨だったり川の水量が増したり、例年以上に厳しい峯入修業だったようですね。でも皆さん凛々しいお顔や笑い顔で写真に写られていて、充実されていたのが良く分かりました。過酷な修行から無事に帰って来られ何よりです。
     山の森の中を歩く時は日常のストレスを忘れ、敬虔な念も自然と湧いて穏やかに気持ちになれるので、僕は山歩き大好きです。でもやっぱり富士山はハードルが高いかな〜

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