自然のなかの不自然

高知もそろそろ梅雨が明けるころです。 先日起きた北九州での豪雨による災害では、現時点でも29名の方々の死亡が確認されています。 また、復旧の目処が立たない中今もなお多くの被災者の方々が避難所生活を強いられています。 2017年という、かつて私が小学生の頃に思い描いていた近未来の日本では、科学と文明の力がいよいよ高められ、『雨』が原因で人が亡くなることなど有る... 続きを読む

坊主が読んだ『ゲンロン0』

一地方寺院の僧侶である私も読みました! 東浩紀さんの自己ベスト的新刊『ゲンロン0』。 概ねネットでの評判は、 「とても読みやすく且つ内容も濃い!」 とのことでしたが、なるほど確かにすごい心地良い読み応えでした! そもそも、私にとって東浩紀さんはとても親しみが持てる哲学者です。 と言っても、以前に読んだことのある書籍は『弱いつながり』一冊だけだったのですが、も... 続きを読む

5月、ドナルド・シモダに会いたくて

大滝山のツツジは思ったより花の数が少なく、穀雨は終わり初夏の雰囲気が近づいています。 今5月を目前にして、瑞々しい緑と風、そして朝昼晩の陽の射し方に心ほぐされ、本堂の縁側に座って少しのあいだ空を眺めてしまいました。 五月病、という病があるほど、この季節は人の精神に良くも悪くも影響を与えるようです。 私はべつに病んでいるわけでは全くなく、ただある一つの本の事を... 続きを読む

主意主義であること

なんの脈略もないですが、日々思っていることを少し書きとめたいとおもいます。 有難くもこのブログに目を通して下さっている方はもうお分かりのように、私は子供のころから抽象的なことを考えるのが好きでした。 別に、悩み多き少年という訳ではなく、ただ思考する、というよりも夢想するに近いですが、とにかくあれこれと突拍子もないことを考えるのが好きでした。 もし、どれほど夢... 続きを読む

風が潤う季節

地元の田んぼには早くも水が張られ、そのせいか本堂に吹き上がる風はほのかに土の香りを含み、この季節特有の潤いを持って、優しく肌を撫ぜてゆきます。 先日、地元の幼馴染数人と久しぶりに飲食を共にし、話の流れからある一人が「夜、田んぼにおる蛙の声が聴こえたら落ち着いて眠れる。」と言うと、私も含め周囲のメンバーも激しく同意して盛り上がりました。ちなみに、都会育ちの数人... 続きを読む