風が潤う季節

地元の田んぼには早くも水が張られ、そのせいか本堂に吹き上がる風はほのかに土の香りを含み、この季節特有の潤いを持って、優しく肌を撫ぜてゆきます。 先日、地元の幼馴染数人と久しぶりに飲食を共にし、話の流れからある一人が「夜、田んぼにおる蛙の声が聴こえたら落ち着いて眠れる。」と言うと、私も含め周囲のメンバーも激しく同意して盛り上がりました。ちなみに、都会育ちの数人... 続きを読む