梅雨のイメージはじっとりとしていて、できれば早く過ぎ去ってほしいと願う人の方が多いと思いますが、そんな季節ならではの良い事もたくさんあります。
まず何といっても、5月から夏までの間に咲く花が多い事。
私の祖母が寺の巡らで育てている花が、この時期お堂によく供えられます。
自家栽培の生花で経済的にもbetter!(^^)! ・・・と言いたいところなのですが、祖母の唯一の道楽の為、それなりの年金と相当な労力が苦も無く注がれています。(笑)
とは言え、手作りの生花を佛前に厳ることができるのはやはり有難いことです。↑画像からお解りのように、手作りの生花の場合は生け方の拘りを捨てております。
なんと、諦めていたナギの芽が出てきました!確認すると6つほどの新芽がニョキニョキと出てきています。
種を頂いた檀家様からは「100%芽は出ますよ」と言われていたので、自分の植え方が良くなかったのだと内心落ち込んでおりました。
鬱陶しい長雨でも、それを必要としている生物がいて、またその生物の成長に期待する人間がいる・・・。華厳経に説かれるところの、全てのものは尽きることなく重なっていて繋がり合っているという『重々無尽』の理は、玄関から一歩出た世界でも確かめることができます。