これを書いている今、日付は8月6日、時刻は21時を回っています。
8月6日という日は広島市にウラン型の原爆が落とされ、30万人を超える人々が命を奪われた日です。
また日を置かず9日には長崎にも原爆が落とされ、今度はウラン型とは違うプルトニウム型で威力としては広島の1.5倍とも言われています。
日本への原爆の投下は旧日本軍の総力戦を回避させ、より早く大戦を終わらすためという大義名分は上辺だけで、実際は多くの人命と日本の国土を踏みにじった悪魔的実験であったと言わざるを得ません。
その悲惨な夏から今年で73年目。平成の年号としても最後の夏を迎えています。
日本の高知から見える世界は一見平和に見えてはいますが、少し知識のレンズを噛ませば思いもよらぬところで死の商人達は暗躍しています。
暗い側面ばかりを覗いていると此方の心まで暗く重たくなってしまうので、私はとにかく自分のやれることをして、自らの一隅を照らしていかなければと改めて強く思います。
私が敬愛しているクリシュナムルティの言葉に次のようなものがあります。
「世界が平和にならない原因は国家や社会ではなく、あなたにあるのです。」
大変私事なのですが、実は5月からずっと精神的にあまり良くない状態が続いていましたが、今日の夕方になってようやく何かが少し晴れてきたような気がします。
しばらく停滞していたいろんな事に、また気持ちを切り替えて前向きに取り組んでいきます。
おこがましいようですが、自分の心の平安がひいては世界の平和に繋がっていくのだと、確かに今一度信じながら、仏教者として祈りを捧げていきたい・・・、静かにそんな気持ちです・・・。
南無
(昨夜は仁淀川の花火大会でした。)