主意主義であること

なんの脈略もないですが、日々思っていることを少し書きとめたいとおもいます。 有難くもこのブログに目を通して下さっている方はもうお分かりのように、私は子供のころから抽象的なことを考えるのが好きでした。 別に、悩み多き少年という訳ではなく、ただ思考する、というよりも夢想するに近いですが、とにかくあれこれと突拍子もないことを考えるのが好きでした。 もし、どれほど夢... 続きを読む

『般若心経解説』の報告

1月28日の護摩の後、そして当日の夜6時半からの日程で般若心経の解説を一日に3度行いました。 合計で13名の方がお見えになり、熱心に般若心経の中身について勉強して下さいました。 実は、この般若心経解説の資料は、以前有志の方と行っていた仏教勉強会に於いて、お経に触れる一例として作っていたものでした。 今回は、その資料により解り易く手を加え、手前味噌ではあります... 続きを読む

映画『沈黙』から身につまされて

話題のマーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙 -サイレンス-』を映画館で観てきました。 http://chinmoku.jp/ 自らもカトリックのクリスチャンであった遠藤周作さんの小説を、忠実に映像化した作品と言われていて、俳優のほとんどを日本人が占める作品を撮ったという評判は、以前から耳にしていました。 普段私は、映画館には滅多に行くことはありませんし、... 続きを読む

世界遺産に関わる地元企業

来る3月に発行予定の護国寺の寺報『その想い』の1コーナー、『檀家さんに聞く』の取材の為、日高村岩目地にある北添製材所にお邪魔してきました。 私はいつも、この北添製材所の前を通って各檀家様宅での法事に出向き、また小学校時代を振り返っても、毎日この前をランドセル背負って歩いていました。 さらには、日高村と佐川町を跨ぐ加茂という地域に住む多くの人にとっても、この北... 続きを読む

護国寺の御札は仁淀川の和紙

「持ち上がるけど、持っていない。」 まるで、禅問答のやり取りにでてきそうなコメントですが、当寺の御札の紙を制作して下さっている紙漉職人田村寛さんの言葉です。 舟と呼ばれる浴槽のような大きな木の枠の中に満たされた仁淀川の伏流水。そこへ和紙の原料となるミツマタやコウゾの木皮の繊維が、糊替わりとなるトロロアオイの粘り気に助けられ、清らかな水と満遍なく交じり合ってい... 続きを読む