今年はチラシの配布や掲載などを行わず、主に寺報の中でお知らせしていただけだったのですが、有難い事に9名の参加者がお越し下さいました。
(↑の画像では満開の椿が写っていますが、後から先生に聞いたところによると、本来は咲きかけの蕾が相応しいとのこと。また一つ勉強しました。)
あまりに参加者が少ないと、茶道の先生に申し訳ない。
宣伝をしなさ過ぎたかと内心ヒヤヒヤしておりましたが、午前は6名、午後は3名、和気あいあいとした雰囲気の彼岸会となりました。
全員で弥陀讃を唱えた後は、自分達でたててお供えしたお抹茶を下げ、お菓子と共に頂きます。
お菓子は今年も、聖護院ゆかりの本家西尾八ッ橋さんの『チョコレート八ッ橋』。
さらにそこへ、嫁さん自家製の『文旦の皮のピール』(皮の砂糖漬け)をトッピング。
甘々なお菓子が爽やかなお抹茶と良く合いました。
手前味噌で恐縮ですが、文旦の皮のピールは大変好評を頂きました。
お茶を一服、皆さんと一緒に歓談していると、外からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。
亡き人々へ想いをはせながらも、季節は廻りまた新たな春が始まろうとしています。
今、私は生きています。これを読んで下さっている皆さんも生きています。
生きることは生かされていることでもあります。
亡き人々の志を継いで虚心坦懐、
私は今日も手を掌します。
南無