2017献茶彼岸会のご報告

今年はチラシの配布や掲載などを行わず、主に寺報の中でお知らせしていただけだったのですが、有難い事に9名の参加者がお越し下さいました。

(↑の画像では満開の椿が写っていますが、後から先生に聞いたところによると、本来は咲きかけの蕾が相応しいとのこと。また一つ勉強しました。)

あまりに参加者が少ないと、茶道の先生に申し訳ない。
宣伝をしなさ過ぎたかと内心ヒヤヒヤしておりましたが、午前は6名、午後は3名、和気あいあいとした雰囲気の彼岸会となりました。

椅子に座ったままでも、お点前を体験できます。
献茶と言えども、当日の服装はラフな私服で結構です。どうかお気軽に一服お上がり下さい。

全員で弥陀讃を唱えた後は、自分達でたててお供えしたお抹茶を下げ、お菓子と共に頂きます。

お菓子は今年も、聖護院ゆかりの本家西尾八ッ橋さんの『チョコレート八ッ橋』。

さらにそこへ、嫁さん自家製の『文旦の皮のピール』(皮の砂糖漬け)をトッピング。

甘々なお菓子が爽やかなお抹茶と良く合いました。

手前味噌で恐縮ですが、文旦の皮のピールは大変好評を頂きました。

この日は正に春分の日。極楽浄土と娑婆世界が一直線に結ばれます。
永代納骨堂へお参りの方もちらほら。

お茶を一服、皆さんと一緒に歓談していると、外からウグイスの鳴き声が聞こえてきました。

亡き人々へ想いをはせながらも、季節は廻りまた新たな春が始まろうとしています。

今、私は生きています。これを読んで下さっている皆さんも生きています。

生きることは生かされていることでもあります。

亡き人々の志を継いで虚心坦懐、

私は今日も手を掌します。

南無

 

 


taichi
「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です