ナギの木への想い

寺報をお届けした先でナギの苗木を頂きました。
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こちらのお宅には玄関前に大きなナギの木があり、その足元にはたくさんの若木が実から発芽しています。
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実は2年ほど前の法事の折に、話の流れで私がナギの木が好きだということをお伝えしたところ、こころよく苗木をこしらえていただけることになり、またの機会に・・・という状態のまま失礼にもご無沙汰しておりました。

「虫がついてしもうたき、ひょっとしたらダメかもしれません・・・」とのことでしたが、以前から苗木を構て下さっていたことに感激し、そのまま有難く頂いてきました。
更にはイチイの苗木も頂いて、明日どこに植えようかと思案中です。

私が学僧修行をさせていただいた聖護院の中庭に一本のナギの木があります。
修行時代、私の師匠がそのナギの枝葉を榊の代わりにして神棚に供えておられるのが、私には妙に印象深く写りました。
庭の落ち葉掃きの時、間近に目にする黒見がかってゴツゴツとした幹の力強さと、それと対照的な清涼感を放つ緑の葉が共に青空に映えて、眺めているだけで、「なるほど御神木か・・・」という納得が生まれました。
そもそもナギに関わらずとも樹自体が私にとっては平和の象徴であり、勝手にお釈迦様を見出してしまいます。
そんな訳で、特にナギの木が放つ神秘的パワーに、神仏の威徳を感ぜずにはいられないのです。
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taichi
「信念が事実を創り出す」をモットーに、現代に生きた仏教を模索していきます。

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