映画『沈黙』から身につまされて

話題のマーティン・スコセッシ監督の最新作『沈黙 -サイレンス-』を映画館で観てきました。 http://chinmoku.jp/ 自らもカトリックのクリスチャンであった遠藤周作さんの小説を、忠実に映像化した作品と言われていて、俳優のほとんどを日本人が占める作品を撮ったという評判は、以前から耳にしていました。 普段私は、映画館には滅多に行くことはありませんし、... 続きを読む

世界遺産に関わる地元企業

来る3月に発行予定の護国寺の寺報『その想い』の1コーナー、『檀家さんに聞く』の取材の為、日高村岩目地にある北添製材所にお邪魔してきました。 私はいつも、この北添製材所の前を通って各檀家様宅での法事に出向き、また小学校時代を振り返っても、毎日この前をランドセル背負って歩いていました。 さらには、日高村と佐川町を跨ぐ加茂という地域に住む多くの人にとっても、この北... 続きを読む

護国寺の御札は仁淀川の和紙

「持ち上がるけど、持っていない。」 まるで、禅問答のやり取りにでてきそうなコメントですが、当寺の御札の紙を制作して下さっている紙漉職人田村寛さんの言葉です。 舟と呼ばれる浴槽のような大きな木の枠の中に満たされた仁淀川の伏流水。そこへ和紙の原料となるミツマタやコウゾの木皮の繊維が、糊替わりとなるトロロアオイの粘り気に助けられ、清らかな水と満遍なく交じり合ってい... 続きを読む

地方寺院はハブになれるか

三が日も終わり、お正月の緩やかな雰囲気が少しずつ遠のいてきましたが、今日は以前の寺報で取材させていただいた檀家様のイチゴのハウスにまたしてもお邪魔してきました。 毎年お正月返上で収穫に追われるとのことでしたが、確かに世間にはお正月の雰囲気とは縁が遠いお仕事をなさっている方もたくさんおられるのだと、しみじみと想いをはせる次第です。 さて、今回も少々長文になろう... 続きを読む

春光楽楽

御陰様で当寺は無事平成29年を迎えることができました。 檀家様各位はもとより、近隣遠方御縁に与っている皆様方のご厚情に深く感謝いたします。 本年も、一地方寺院である護国寺の挑戦を続けて行くべく、もう既にあちこちへの導火線には火がついております。 また、少数ではありますが、この拙いホームページを日頃気にかけて下さっているとの檀家様からのお声を頂きました。 さら... 続きを読む